カレン・ノール「一期一会」
ロンドン北部エンジェルにあるホワイト・コンデュイット・プロジェクツにて、カラン・ノールの展覧会「一期一会」ジャパン・ソサエティ特別プライベート・ビューを開催しました。
カレン・ノールは、ロンドンを拠点に活動するアーティストで、展示中の作品やその背景についてお話いただきました。美術家や書家でもある京都大徳寺黄梅院住職の小林太玄氏を訪ね、その後この作品を完成されました。お寺で撮影した写真作品は、平安堂で屏風として張り込んでもらったものも展示されています。
仏閣に動物たちが現れているところが作品には映し出されていて、参加者たちからは、なぜそのような鳥や動物たちを選んだのかというような質問がありました。アジアを横断する渡り鳥たち、そして文化的に日本特有の鳥が、作品の中では取り入れられています。カレン氏は作品の中で、文明に対する〈自然界〉の隠喩として多く動物を登場させますが、この作品では、仏閣の中を浮遊する超自然現象の化身のような存在として、または、源氏物語のようなお話に出てくる架空の生き物であるかのように登場します。
その他には、震災の報道を見た次の年、2012年の訪日以来、何度も訪れ時間をかけて制作してきたことなど、作品を制作するに至った背景などについても話していただき、参加された皆さんも熱心にアーティストと意見交換されました。
展覧会は、1月25日までホワイト・コンデュイット・プロジェクツにて開催中です。
https://whiteconduitprojects.uk/
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![]() © Karen Knorr |
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